金曜日の夜は多くの人の頭の中でレースが展開されているのでしょうね
2018/07/25
金曜日の夜、これは競馬ファンにとっては至福の時間と言えるでしょう。翌日は会社も休みで、大好きな競馬に興じることができる。これに勝る幸せなことは無いですよ。
そんな金曜の夜ですが、当然競馬の予想をするべく競馬新聞と睨めっこの時間を過ごすことになります。多くの方が馬柱を眺めながら、過去のレースを思い出していることでしょう。
どんな内容だったのか、展開はどうだったのか、勝ち馬はどのようなレースをしていたのか。思い出し始めたらキリがないでしょう。しかし、その多くの記憶の断片から未来を読み解いていくわけです。これこそが、競馬を崇高な推理ゲームと称する所以なわけです。
そして、この無数の断片を組み合わせながらレースを予想するわけですが、その時は多くの人の頭の中で各々のレースが展開されているのだと思います。
ある人は本命馬が力強く抜け出して勝つレースを思い浮かべ、またある人は人気薄の馬があれよあれよと逃げ切ってしまうレースを思い浮かべ、またある人はハイペースに乗じて大外から追い込み馬がごぼう抜きをするレースを思い浮かべることでしょう。
このように、金曜の夜はそれぞれの頭の中でレースが展開されているわけで、まさに夢見心地でレースを見ているのです。もっとも、翌日や翌々日にはその想像とは間違いなく異なるレース結果が出るのですけどね。どんなに競馬に熟練した方であっても、スタートからゴールまでドンピシャでレースを予想するのは無理です。
それは実際に競馬に騎乗をする騎手ですら、それを予想することは無理だと思います。
競馬とはそれくらい難しいものであり、それくらい人知を超えたものであるということの証明でもあると思うんですよね。ただし、毎週毎週レースを予想して買い続けていると、ある時に本当にピシッと予想した展開通りに決まることはあります。
全くのズレなくというわけにはいきませんが、どの馬が逃げて、どのくらいのペースになって、ゴール前にどのような結果になるのかという内容です。
個人的にも何度かそのように予想がハマった時がありましたが、これは本当に気持ち良いんですよね。特に人気薄の逃げ馬などを絡めた予想で、その通りにスローペースになって直線でも余力十分で走っている姿を見ると「それ見た事か!自分の言う通りになっただろう!」と大声で叫びたくなります。
こうした快感を味わいたくて、今週も来週も金曜日の夜は競馬新聞と睨めっこをしながら展開を予想するのでしょう。いや、本当に幸せなんですけどね。