競馬新聞の関係者コメントを予想の参考にする
2018/07/25
競馬に関するさまざまな情報を提供してくれる競馬新聞は、競馬予想をするときの私にとって必須アイテムです。今では競馬新聞を買わずにパソコンやスマホで情報を入手してそれをもとに予想している人が、もしかしたら多くなってきているのかもしれません。
ですが、パソコンやスマホがまだ普及していなかった頃から競馬に携わってきた私は、やはり紙媒体の競馬新聞に愛着があります。
提供されている情報の中でいかにも競馬新聞らしいと私が思うのは、各レースの関係者コメントです。これはトレセンのある美浦や栗東に出入りしている競馬新聞の記者だからこそ聞けるような情報で、その情報をもとに予想することがあります。
関係者コメントは必ずしも事実に即しているとは限らないので、全面的に信頼するのは良くないのかもしれません。ただ、関係者コメントから感じるレースに対する気持ちを知れば、自信があるのかないのかくらいはわかります。
関係者の自信を感じるような馬なら好走確率が高いと判断できますので、そういう馬は積極的に買います。関係者コメントの中で、特に私が重視するのは新馬戦です。新馬戦は前走実績がないため、予想のファクターは血統、調教そして関係者コメントぐらいしかありません。
関係者コメントで「仕上げている」など自信の表れがにじみ出ていたら、ただ出走しているのではなくて勝ちにきていることがわかります。
その反対に「まだ仕上がり途上、使ってから良くなりそう」などのコメントを目にすれば、新馬戦は先送りして次のレース以降狙っていくのが妥当な判断です。
競馬では関係者も予想していないような激走がありますので、コメント通り決まらない事もあります。ただ、まったく見当違いの事を言うケースはほとんどないですし、コメントが掲載されているならそれに目を通しておいて無駄にはならないです。
午前中のレースは有力馬の何頭かくらいだけしかコメントが掲載されていなかったりもしますが、それだけでも十分予想の参考になります。
コメントによって本命馬を変える事も時にはありますので、私にとってはかなり貴重な情報という認識があります。さらに重賞レースだと全関係者のコメントを知ることができ、そのコメントから思いの強さを感じる事が多々あります。
関係者コメントには調教師はもちろんのこと、調教助手、厩務員、あるいは騎手のコメントも掲載されていますので、より現場に近い情報を知りたいときは見逃せないです。