これまで一番大きかった万馬券
2018/07/25
競馬を始めたのが、オグリキャップの全盛期なのでもう三十年近くの競馬歴になります。基本的に本命ガチガチの馬券を購入していましたが、万馬券は一度当てたことがあります。それもG1レースのクラシックレースでしたから当てた時には、震えるほど興奮しました。
平成九年の牡馬クラシックレースの第一弾皐月賞の一番人気はメジロブライトでしたが、決して圧倒的本命とは言えずクラシック前哨戦勝利馬を絡めて予想は分かれることになりました。
私は一番人気のメジロブライトの父であるメジロライアンが好きでしたから本命に推したかったのですが、ブライト中心という馬券はどうしてもできなくて組み合わせは馬連20通りでそれぞれ2000円づつ、計4万円で購入することにしました。
この中でブライト絡みでないのが購入した20通り中6通りですが、その中で前走の若葉ステークスで鼻差ながら勝利したシルクライトニングです。勝負強さがあり連に絡むと思いました。ブライトとの絡みは当然購入していましたが、これに他の馬の組み合わせをしても面白いと思いました。その対抗馬として検討した結果、サニーブライアンにすることにしました。
サニーブライアンはクラシックトライアルレースの弥生賞で3着に入賞し、堂々の皐月賞出走権を勝ち取りましたが、なぜか半月後の若葉ステークスにエントリーし4着となりました。前走よりも着順を落とした事で評価を落とし、皐月賞の人気は18番中11番人気という低評価でした。
もし若葉ステークスを走らなければ人気は上がっていたでしょうが、走りは悪くないのでこの馬が絡んでくれば面白いなと思いました。それにサニーブライアンという名前が三冠馬ナリタブライアンの二番煎じみたいな感じでしたので、名前も購入する決めてとなりました。
という感じですが、本番ではブライトに勝ってもらいたいと思いながら見ていました。
レースがスタートしてサニーブライアンが鼻を切り悠々と先頭を駆けていきましたが、この時破れかぶれで逃げ切り戦法を取ったのだと思ったのです。
最後のコーナーを回り直線に入ったときサニーブライアンと後方との差は開いたまま、えっ?まさかと思いながらゴール板は目前です。その時矢のように駆け抜けてきた馬がいましたが、辛うじてサニーブライアンが逃げ切りました。
まさかサニーブライアンが勝つとは・・と自分がサニーブライアンの馬券を買ったことも忘れるくらい衝撃的なレースでしたが、二着馬がシルクライトニングだと知り私はハッと気が付いたのです。この組み合わせを買っているということを。
人気薄なので万馬券にはなるだろうと思っていたのですが、確定して払い戻し金額が発表されましたが、何と5万馬券になったのです。万馬券をそれまで一度も当てたことのなかった私が、5万馬券を当ててしまったのです。嬉しくて飛び上がりました。
当選金は100万円超となり初めて高額馬券当選の窓口にて換金しました。それ以降も馬券は購入していますが万馬券は生涯これだけです。500万馬券で大金を手に入れられたのは嬉しかったですが、G1レースのクラシックレースで当てたのは一生忘れる事ができない出来事でした。