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名馬の裏にあるストーリーに感動

2017/10/26

指をさす女性

競馬はストーリーの宝庫です。特に活躍した馬のストーリーはクローズアップされるので、多くの方がそれを知ることになるでしょう。

例えば先日亡くなった92年二冠馬ミホノブルボンなどは、その典型ですよね。ミホノブルボンは、父マグニチュード、母カツミエコー、母の父シャレーという血統です。

父のマグニチュードは桜花賞馬エルプスを輩出していたものの、母の父シャレーはこれといった活躍馬も送り出していない三流種牡馬。恐らく、ミホノブルボンが出なければその名は知られることなく歴史の奥に消え去っていたことでしょう。そのため、ミホノブルボンは血統的には良血とは言えない、実にありふれた競走馬だったのです。

そんなミホノブルボンですが、意図して生産されたわけではないから面白いんですよね。

というのも、前述のシャレーは元々代用種牡馬。本来は同系統のダンディルートという一流種牡馬を配合する予定だったのですが、時悪く?活躍馬が相次いでしまったため種付け料が高騰。諦めざるを得ませんでした。そこで代わって選ばれたのが、安価な種付け料のシャレー。

当時からさしたる存在ではなかったシャレーですので、生産者からすれば一年間空胎にして仔馬が生まれないよりは……という選択肢だったのでしょう。こうして産まれたのがカツミエコーなのです。しかし、とういうか当然というか、カツミエコーは競走馬としては散々な成績。

地方競馬でも碌に勝てないような馬だったため、早々に競走生活に見切りを付けられて牧場へ帰ることになります。ところが、いくら種付けしても受胎せず、廃用処分の対象になります。

冷酷なようですが、ギリギリの経営を続けている中小生産牧場にとっては仔を産まない牝馬はお金を浪費するだけの存在。ペットではありませんので、お金にならないのであれば処分せざるを得ないのです。しかし、そこに救いの手が差し伸べられます。生産者の奥さんです。

せっかく女として産まれて来たのであれば、一度くらいは出産の経験をさせてあげたいと夫に懇願をしたのです。そして根負けした夫は、桜花賞馬を輩出したマグニチュードを種付けしたのです。本来であればミルジョージという一流種牡馬をという選択肢もあったようですが、不受胎が続く牝馬にそこまでのリスクはかけられません。

すると文字通りウマが合ったのか、カツミエコーは見事マグニチュードの仔を受胎、そして翌日に元気な栗毛の牡馬を産むのです。その仔こそ、92年の二冠馬ミホノブルボンなのですね。

ただ、生産のストーリーだけでミホノブルボンの話は完結しません。そのあと、名伯楽の戸山為夫調教師との出会い、超スパルタ調教、そして終生のライバルライスシャワーとの出会いなど、ストーリーはつづきます。

このようにして見ると、競馬の、それも名馬と呼ばれる馬には本当に多くのストーリーがあることが分かります。調べれば各馬にそのようなストーリーがありますので、競馬の開催されていない日などは、そのようなストーリー探しに勤しむのも良いのではないでしょうかね。

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